虫歯は、子どもでは減っているものの、大人では減っていません。大人の虫歯で多いのは、以前虫歯を治療した歯で、長年たってから再発するケースです。
虫歯の治療では、歯を部分的に削って詰め物やかぶせ物をします。それから長い年数がたつと、かむことによる負荷や、熱い物や冷たい物など温度の変化により金属が膨張や収縮を繰り返すことなどで、詰め物やかぶせ物が変形します。すると、歯との間に隙間ができ、そこにプラーク(歯垢)がたまります。そして、プラークの中にいる虫歯菌により虫歯が再発します。この場合、表面からは見えづらく気づきにくいため、進行しやすいのが特徴です。歯を削っている分、神経に近い場所で再発することが多く、痛みを感じて受診したときには神経が障害されていることも少なくありません。
歯の詰め物やかぶせ物には寿命があるため、定期的に歯科医院を受診して、然るべきタイミングで再治療を受けることをおすすめします。
治療で歯を削り、詰め物をした状態。詰め物やかぶせ物には寿命があり、すり減って歯との間に隙間ができていく。
歯と詰め物の隙間にプラーク(歯垢)がたまる。プラークの中の虫歯菌が酸をつくり、虫歯になる。
虫歯の再発が起こる。表面から見えないまま進行するため、気づきにくい。
検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3ヶ月先のご予約もお気軽にどうぞ。
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