「骨が少ない」と言われた方へ|滋賀・大津市のインプラントと骨造成(GBR・サイナスリフト)

「顎の骨がやせているので、インプラントは難しいですね」。他の歯科医院でこう言われて、あきらめかけている方もいらっしゃるかもしれません。確かに、インプラントを支えるには一定の骨の量が必要です。しかし骨が足りない場合でも、骨を補う「骨造成」という処置を組み合わせることで、インプラント治療を受けられる可能性があります。

骨がやせた顎の断面と、骨造成後の顎の断面を左右で比較したイラスト

なぜ顎の骨は少なくなるのか

歯を失ってからの期間

歯がなくなると、その部分の骨には噛む力が伝わらなくなり、少しずつ吸収されて薄く低くなっていきます。抜歯してから時間が経っているほど、骨の量は減っている傾向にあります。

歯周病や根の病気

重い歯周病や、歯の根の先にできた病気、歯の根が割れる「歯根破折」などでは、抜歯の前から周囲の骨が溶けていることがあります。歯周病の仕組みは、厚生労働省の「歯周病とは」(e-ヘルスネット)でも確認できます。

合わない入れ歯の長期使用

合っていない入れ歯を長く使っていると、歯ぐきの下の骨に負担がかかり、骨がやせる原因になることがあります。

骨の状態はCTで立体的に確認します

骨の厚みや高さは、通常のレントゲン写真だけでは正確にわかりません。大津クオーレ歯科クリニックでは歯科用CTを撮影し、骨の量や形、神経や上顎洞の位置を3Dで確認したうえで、骨造成が必要か、どの方法が適しているかを判断します。

CTの断面画像で骨の厚み・高さを計測しているイメージ(モニター画面のイラスト)

骨を補う主な方法

GBR(骨誘導再生法)

骨が足りない部分に骨補填材を置き、専用の膜(メンブレン)で覆って骨の再生を促す方法です。インプラントの埋入と同時に行える場合もあれば、先に骨を作ってから数ヶ月後に埋入する場合もあります。前歯など見た目が大切な部分にもよく用いられます。

ソケットリフト

上の奥歯の部分で、上顎洞(鼻の横にある空洞)までの骨の高さが少し足りないときに行う方法です。インプラントを埋める穴から上顎洞の底をそっと押し上げ、そのすき間に骨補填材を入れます。切開する範囲が小さく、比較的体への負担が少ない処置です。

サイナスリフト

上顎洞までの骨の高さが大きく不足している場合に選択します。歯ぐきの横側から小さな窓を開けて上顎洞の粘膜を持ち上げ、骨補填材を入れて骨の高さを確保します。ソケットリフトよりも多くの骨を作ることができます。

抜歯と同時の処置

抜歯した直後にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入」と骨造成を組み合わせることで、骨が減る前に治療を進め、通院回数を減らせるケースもあります。ただし、炎症の程度や骨の状態によって適応が限られます。

ショートインプラントという選択

骨の高さが少しだけ足りない場合には、通常より長さの短い「ショートインプラント」を使うことで、大がかりな骨造成をせずに済むことがあります。どの方法が適しているかは、骨の量だけでなく、噛み合わせの力のかかり方や部位によっても変わるため、CTの結果をもとに一緒に検討していきます。

骨造成を行う場合の期間と費用の目安

骨造成を併用すると、骨が安定するのを待つ分、治療期間は通常より長くなります。新しく作った骨は、時間をかけてご自身の骨になじんでいくため、この待ち時間がインプラントを長持ちさせるための大切な準備期間になります。インプラントと同時に行う場合で3〜5ヶ月程度、先に骨を作る場合は半年近くかかることもあります。

費用は、骨造成・GBRが55,000円(税込)~、ソケットリフトが55,000円(税込)~、サイナスリフトが220,000円(税込)~で、インプラント本体の費用に追加となります。

歯科医師がインプラント模型を使って骨造成の手順を説明している様子

骨造成についてよくあるご質問

Q. 骨造成に使う材料は何ですか?

A. ご自身の骨を少量採取して使う方法と、人工の骨補填材を使う方法があります。量や部位、体への負担を考えたうえで、適した材料を選びます。どの材料を使うかは事前にご説明します。

Q. 骨造成の手術は痛いですか?

A. 処置中は局所麻酔を効かせて行うため、強い痛みを感じることは少ないです。術後は通常のインプラント手術より腫れや内出血が出やすい傾向がありますが、多くは1週間ほどで落ち着きます。痛み止めや抗生剤を処方し、術後の経過も確認していきます。

Q. 骨造成をしても、インプラントができないことはありますか?

A. 骨の再生には個人差があり、喫煙や持病の影響を受けることもあります。骨の状態が整わない場合は、無理に進めず、時期を改めるか別の方法をご提案します。

滋賀・大津市でインプラントをあきらめる前に、もう一度ご相談ください

骨の量が少ないケースは、治療計画の立て方や処置の技術によって対応できる範囲が変わります。そのため「以前は難しいと言われた」という方でも、改めて検査をすると別の選択肢が見つかることがあります。もちろん、全身の状態や骨の条件によっては、インプラント以外の方法をおすすめすることもあります。その場合も理由を含めて丁寧にご説明します。当院はJR湖西線「おごと温泉駅」から徒歩10分、駐車場も完備しており、大津市内はもちろん、高島市・彦根市・長浜市など滋賀県内の各地からもインプラントのご相談にお越しいただいています。

大津クオーレ歯科クリニックでは、骨造成を伴うインプラント治療やセカンドオピニオンにも対応しています。治療の詳細は滋賀・大津市のインプラント治療のページもご覧ください。

ご予約・ご相談は、WEB予約(24時間受付)または無料メール相談からお気軽にどうぞ。

▼ あわせて読みたい関連記事

※骨造成およびインプラント治療は自由診療です。主なリスク:手術後に痛み・腫れ・出血・内出血が生じる場合があります。サイナスリフトでは術後に鼻出血や上顎洞の炎症が起こる可能性があります。骨の再生には個人差があり、計画どおりに骨ができない場合があります。

監修 医療法人R&S 理事長 田中 義大(たなか よしひろ)