【滋賀・大津市】入れ歯が動く・痛い方へ|インプラントで入れ歯を安定させる「インプラントオーバーデンチャー」

「食事中に入れ歯が浮いてくる」「歯ぐきに当たって痛い」「人と話すときに外れないか気になる」。入れ歯を使っている方から、こうしたお悩みをよく伺います。何度調整しても合わない場合、入れ歯そのものではなく、入れ歯を支える土台に原因があることも少なくありません。そのような方の選択肢の一つが「インプラントオーバーデンチャー」です。

入れ歯が浮いて食事に困っている様子を表したやさしいタッチのイラスト(人物の顔は描かない)

入れ歯が合わなくなる理由

入れ歯、特に総入れ歯は、歯ぐきに吸着させることで安定させています。しかし歯を失った後の顎の骨は少しずつやせていくため、時間がたつほど入れ歯と歯ぐきの間にすき間ができ、動きやすくなっていきます。とくに下の総入れ歯は、舌や頬の動きの影響を受けやすく、安定させるのが難しいといわれています。

また、入れ歯が合わない状態を長く続けると、噛みにくさから食べられるものが限られ、栄養が偏ったり、食事そのものが楽しめなくなったりすることもあります。人前で話したり笑ったりすることに消極的になり、外出がおっくうになるという方もいらっしゃいます。入れ歯の不具合は、お口の中だけの問題ではないのです。噛む力と全身の健康の関係は、厚生労働省の「口腔機能の健康への影響」(e-ヘルスネット)でも紹介されています。

インプラントオーバーデンチャーとは

顎の骨に2〜4本程度のインプラントを埋め込み、それを支えにして入れ歯を固定する治療法です。インプラントと入れ歯の内側に専用の連結装置を取り付け、パチッとはめ込むことで、入れ歯が動きにくくなります。

連結装置の種類

主な連結装置には、凸凹をはめ込んで固定する「ロケーター」と、磁石の力で吸着させる「マグネット」があります。保持力の強さや取り外しのしやすさ、お手入れのしやすさが異なるため、お口の状態や手先の動かしやすさなどを考えて選びます。ロケーターは横方向のずれにも強く、しっかり噛みたい方に向いています。マグネットは着け外しが簡単なので、指先の力が弱くなってきた方でも扱いやすいのが特徴です。なお、マグネットを使用している場合、MRI検査の際に事前の申告が必要になることがあります。

下の入れ歯は2本からでも

特に安定させにくい下の総入れ歯は、前歯のあたりに2本のインプラントを入れるだけでも、安定感が大きく変わることがあります。

インプラント2本と、その上にはめ込む総入れ歯の構造を示したイラスト(ロケーターの仕組みがわかるもの)

インプラントオーバーデンチャーのメリット

入れ歯がしっかり安定する

インプラントが支えになるため、食事中や会話中に入れ歯が浮いたりずれたりしにくくなります。これまで避けていた食べ物を楽しめるようになったという声も多く聞かれます。

少ない本数で済み、費用を抑えやすい

すべての歯をインプラントにする場合や、固定式のオールオンフォーと比べると、埋入する本数が少ない分、手術の負担や費用を抑えやすくなります。

取り外してお手入れができる

自分で取り外して洗えるため、清掃しやすいのも特徴です。将来、介護が必要になったときにも、ご家族や介護者がお手入れしやすいという利点があります。

今の入れ歯を活かせる場合もある

入れ歯の状態によっては、現在お使いの入れ歯に連結装置を取り付けて使えることもあります。

知っておきたいデメリット

インプラントを埋め込むための外科手術が必要です。また、固定式のインプラントに比べると噛む力はやや劣り、取り外し式であることに変わりはありません。連結装置の部品はすり減るため、数年ごとに交換が必要になります。

オールオンフォーとの違い

オールオンフォーは、4〜6本のインプラントで人工の歯を固定し、ご自身では取り外さない治療法です。より天然歯に近い噛み心地を求める方にはオールオンフォー、費用や手術の負担を抑えつつ入れ歯の安定を重視したい方にはインプラントオーバーデンチャーが向いています。

「インプラントオーバーデンチャー」と「オールオンフォー」の違いを左右に並べた比較イラスト

インプラントオーバーデンチャーでよくあるご質問

Q. 高齢でも受けられますか?

A. 全身の状態によりますが、ご高齢の方にも選ばれている治療法です。持病やお薬については事前に詳しく伺います。

Q. 寝るときは外しますか?

A. 基本的には外して洗浄し、歯ぐきを休ませていただくことをおすすめしています。

Q. 治療期間はどのくらいですか?

A. インプラントが骨と結合するまで数ヶ月待ち、その後に連結装置を取り付けます。全体で3〜5ヶ月程度が目安です。結合を待つ間も、入れ歯を調整してお使いいただけます。

Q. お手入れは大変ですか?

A. 入れ歯は外して洗い、お口の中に残るインプラントの頭の部分は歯ブラシでやさしく磨きます。慣れれば数分で終わるお手入れです。磨き方は歯科衛生士が丁寧にお伝えします。

滋賀・大津市で入れ歯のお悩みを我慢している方へ

入れ歯の不具合は「年齢のせい」「仕方がない」とあきらめてしまいがちですが、しっかり噛めることは、食事の楽しみや全身の健康にもつながります。大津クオーレ歯科クリニックでは、入れ歯の調整や新しく作り直すご相談から、インプラントを活用した方法まで幅広く対応しています。詳しくは滋賀・大津市のインプラント治療のページ、入れ歯治療のページ、オールオンフォーのページもご覧ください。当院はJR湖西線「おごと温泉駅」から徒歩10分、駐車場も完備しており、大津市内はもちろん、高島市・彦根市・長浜市など滋賀県内の各地からもインプラントのご相談にお越しいただいています。

ご予約・ご相談は、WEB予約(24時間受付)または無料メール相談からお気軽にどうぞ。

▼ あわせて読みたい関連記事

※インプラントオーバーデンチャーは自由診療です。費用の目安:インプラント2本の場合1,012,000円(税込)~、4本の場合1,694,000円(税込)~、連結装置のみ(ロケーター1装置)55,000円(税込)、(マグネット1装置)66,000円(税込)。主なリスク:手術後に痛み・腫れ・出血・合併症が生じる場合があります。連結装置の部品は摩耗により交換が必要になることがあります。

監修 医療法人R&S 理事長 田中 義大(たなか よしひろ)