おごと温泉駅 徒歩10分。大津市雄琴の歯医者さん

〒520-0101 滋賀県大津市雄琴2丁目3番37号  「おごと温泉駅」より徒歩10分、車5分

診療時間
8:30~13:30 × ×
15:00~18:00 × ×

 休診日:木曜、日曜、祝日

ご予約は、診療終了30分前までにお願いします。
祝日がある週は木曜日に振替診療します。
診療日など詳しい情報は、ページ下部のカレンダーをご覧ください。

ブログ記事一覧

セラミック治療のメリット、デメリットは??銀歯との違いは?

皆さん、笑ったときに銀歯が見えたり、かぶせ物の根元の歯茎が下がり黒ずんだりしていることにコンプレックスを感じることはありませんか?そのような悩みを解消する方法として、セラミック治療があります。しかしセラミック治療とはいったい何なのか、いまひとつ分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここで、セラミック治療のメリット、デメリットを説明します。

 

セラミック治療のメリット

1.審美性が非常に優れている

透明感のある白さのため、口を開けたときや笑ったとき、銀歯のように目立ちません。周りの歯と馴染むような色合いで作製されるため、天然歯に近い白さが再現されることから周りの歯と調和し、美しく自然な口元を作り出してくれます。

また神経のない歯は根元を中心にグレーがかったように変色してしまいます。この変色はホワイトニングでは白くならないため、セラミックでの治療が有効です。このように、審美性にとても優れているところがセラミックの最大のメリットです。

 

2.二次カリエスになりにくい

金属の被せ物や詰め物は見た目ばかりがデメリットとして挙げられますが、それ以上にデメリットとなるのが「二次カリエス」です。二次カリエスとは、虫歯治療を行った歯が再び虫歯になることを言い、金属を使った詰め物や被せ物で起こることがよくあります。

金属と歯は密着性がやや劣り、唾液などが少しずつ入り込んで接着剤を溶かしていきます。そこにできた隙間に虫歯菌が入り込み、内部で虫歯が進行します。特に神経を取った歯は痛みを感じないため自覚症状がなく、定期検診などで発見されるケースがほとんどです。

二次カリエスになると金属を外して再治療となります。そして二次カリエスは再発を繰り返す可能性が高いため、最終的には歯を失ってしまうことになりかねません。この二次カリエスを防ぐためにはセラミック治療が有効です。セラミックは歯と接着剤との接合性に優れており、唾液や虫歯菌の侵入を防いでくれます。

またセラミック自体が表面が光沢を帯びツルツルしています。なので、銀歯やプラスチックより、汚れやプラークが付きにくいという性質もあります。汚れやプラークが付きにくいということは、虫歯にもなりにくいということになります。

ただ、セラミックにしたからと言って、その後、絶対虫歯にならないというわけではありません。元々の虫歯が大きかったり、定期検診に来ていなかったりすると、リスクは増えてしまうことがあります。なので、治療した後もしっかり定期的に検診に来てください。

 

3.変色しない

セラミックは素材上、変色しません。前歯の治療の場合、保険適用でも白い素材の被せ物ができますが、素材がレジンというプラスチックです。また、裏側と内部には金属を使用します。

レジンは傷つきやすく、年数が経つにつれ変色し、黄ばみが強くなります。周りの歯と比べて変色が目立ち、また歯ぐきとの隙間も出てくるため3~5年ほどで作り替えが必要になってきます。それに対しセラミックは傷つきにくく変色しないため、黄ばみや変色の心配がありません。歯との密着性も優れており、歯ぐきとの隙間ができにくいため、良い状態を保つことができます。

特に前歯は目立つ場所なので、セラミックのメリットが生かされるでしょう。

 

4.金属アレルギーや歯ぐきの変色の心配がない

セラミックは金属を一切使用しません。そのため金属アレルギーの心配がないことも大きな特徴です。また金属の被せ物を使った場合、歯ぐきの黒ずみがよく見られますが、これは経年劣化で起こる現象です。年数とともに接着剤が唾液などの影響で徐々に溶け、そこから金属がイオン化して歯ぐきを黒くしてしまいます。

特に前歯の場合、保険適用の被せ物は裏側と内部に金属が使われているため、歯ぐきの黒ずみが目立ってしまいます。セラミックはその名のとおり、内部も全てセラミックで出来ているため、年数が経っても黒ずむ心配がありません。

そしてセラミックでは土台も金属ではなく、ファイバーコアやレジンコアと呼ばれる白くしなやかな土台が使われます。メタルフリーであるセラミック治療は、体にもとても優しい治療法です。

 

セラミック治療のデメリット

衝撃に弱く、割れやすい

セラミックは日常生活でいうとお茶碗などの陶器と同じ材質です。なので割れやすいというデメリットがありました。特に噛み締めや歯ぎしりのクセがある方は、クセが出るたび奥歯に大きな負担がかかり割れやすいということがありました。

しかし、最近ではジルコニアという材質のものが出てきました。このジルコニアという素材は、非常に硬さがあり、割れるような心配が限りなく低くなります。このジルコニアという素材は、何年か前からも存在はしていました。しかし見た目が白板のように真っ白い色しかなく、奥歯でも見えるようなところには使えるような代物ではありませんでした。

しかし、ここ最近の技術の進歩により、ジルコニアもだいぶ透明度が増し、色のグラデーションもつけられるようになりました。それによって、奥歯はもちろん、前歯でも使えるような素材となってきました。ただセラミック単体に比べるとまだ、色味や透明性で劣る部分は若干あります。

当院でも今はほとんど、ジルコニアで治療させてもらっていますので、割れるというデメリットはほぼ考えなくても大丈夫かと思います。また、セラミックは強度をだすため、歯を削る量が多くなる傾向がありましたが、ジルコニアは元々強度があるため、歯を削る量も少なくて済みます。噛みしめや歯ぎしのに方でも割れる心配は少なくなります。色味が心配な方などはセラミックも提案させていただきます。

 

費用が高い

セラミックやジルコニア治療は自費治療となるので治療費が高くなります。

セラミック、ジルコニアの詰め物(インレー)は5万円~(税別)、かぶせ物(クラウン)は、10万円~(税別)になります。費用はかかりますが、上記のメリットを考えれば、十分患者様にも満足していただけるだけの価値があるかと思います。

検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3ヶ月先のご予約もお気軽にどうぞ。

077-578-4618